2020年10月28日水曜日

アシストスーツの種類と用途

アシストスーツは、作業者の腰を守るために、現場の荷物の持ち上げや持ち下げの際にかかる腰や身体的負担を軽減する目的で開発された商品です。

健常者のみならず、力の劣る女性・高齢者などの負担を軽減することによって、職場環境を大きく改善するひとが期待されております。

アシストスーツの動力源は、モーターを使用している製品と人工筋肉(ゴム)を空気圧で伸縮させる非電力系に分ける事ができます。

これらは、パワードスーツ、パワードウェア、マッスルスーツとも呼ばれております。

もう一つは、サポートジャケットタイプがあり、これは、生地の伸縮性や伸縮ベルトを用いるもので動力は使いません。

この2つのタイプの大きな違いは、動力源の有無によるサポート力の強さにあります。

■全身パワードスーツ

装着することによって、通常では不可能な重量物を簡単に持ち上げるなど、身体能力や作業能力を高めることができます。

■四肢サポートスーツ

例えば、膝サポートスーツを装着すれば、それほど体力を使うことなく普段よりも速く走れるようになります。

このように、手足の代わりを果たしたり、特定の手足の能力を高めたりすることができます。

■腰背中サポートスーツ

重作業をする人が、腰や背中を痛めないために着用するもので、姿勢の矯正、直立時の筋肉サポート、事故で腰背中に怪我をした患者のリハビリなどにも利用できます。

■パワードグローブ

本来は、握力を高めるために神経に疾患や外傷がある人が装着するものですが、石油・ガス業界でも、作業員がこれを装着することによって、潤滑剤や大型部品を簡単に扱えるようになります。

■身体拡張型ロボットアーム

ロボットアーム装着すると、体から第3、第4の腕が生えたような形になります。

これは、腕の代わりになるわけではなく、両手がふさがっている際に、ドアを開ける、ボタンを押す、ツールを持つなど簡単な作業のために使われます。

■工具保持スーツ

製造現場で、重い工具を操作する際に着用するものです。作業員が起立または中腰の姿勢を取ることによって工具の重さがスーツを通して地面に伝わって、重い工具を軽々と動かせるようになります。

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